きょうてんざんとうがくいんこうみょうじ(じしゅう)
【ご本尊】
阿弥陀如来
【寺史】
正平11年(1356年)遊行九代白木上人 部田野開基
応永 3年(1396年)湊地蔵町上(現山の上)に移転
明暦 3年(1657年)湊泉町現在地に移転
元治元年(1864年)兵火により類焼し過去の資料が消失、詳細な寺史は不明
【住職】
初代:相阿和尚
2代:東震和尚 永徳3年6月20日 歿(1383)
7代:其阿和尚 寛永9年 山門建立(1632) 寛永18年 本尊入仏(1632)
39代:其阿泰誠 昭和20年3月27日 歿
40代:其阿泰爾 昭和52年3月10日 歿
41代:其阿荘一 平成26年4月24日 歿
42代:現和尚
【本山】
藤沢山無量光院清浄光寺(遊行寺)
神奈川県藤沢市西富1丁目8-1
☎ 0466-22-2063
【宗祖】
証誠大師 一遍上人(智真)(1239~1289)
『南無阿弥陀仏快正往生六十万人』と書いた札を配り(賦算)ながら全国を念仏踊りで歩いたため遊行上人とも呼ばれる。
【開宗】
鎌倉時代(1274年)
【本尊】
阿弥陀如来
【称名】
南無阿弥陀仏(おとなえすることば)
【教義】
「南無阿弥陀仏」とお唱えする、只今のお念仏が一番大事なことです。家業に努め、励み、睦み合って只今の一瞬が満たされるなら、人の世は正しく生かされて、明るさを増し、皆俱に健やかに長寿を保つことになります。浄土への道は、そこに開かれるとする教えです。
【教典】
無量寿経・観無料寿経・阿弥陀経の浄土三部経。通読に3時間を要す。
阿弥陀如来の西方極楽浄土への救済を解く。
枕経、通夜経、葬儀のお経、年回忌のお経は、浄土三部経の中の一部を読経する。
【開山忌の飾り祭壇】
本堂の本尊様とは反対側の外縁に設けた施餓鬼壇。宝勝如来、妙色身如来、甘露王如来、広博身如来、離怖畏如来の5本の幡をかけて、壇上には餓鬼に施すための食物と「六道四生三界万霊」と書かれた位牌、さらに両側には新亡(1年間に亡くなられた方)の位牌を並べる。
三界万霊:餓鬼も含めたあらゆる有縁無縁の精霊を意味する。
【開山忌の時撒くものの名称】
散華(紙製の蓮の花)を撒くことにおり天より仏さまが現れること。
1年間仏壇に飾り翌年お寺におさめる。
【数珠】
玉数は108個を基数とし1080、54、42、27、21、14の者がある。
左手の親指と人差指の間に房を下に垂らして持ち、右手を添える。
【焼香】
3本の指で香を摘み、顔の前に翳し1回(葬式の時)、ほかは3回(仏・法・僧をあらわす)行う。
【お香】
白檀、丁子など5種類を混ぜた5種香
【襟懸袈裟】
前五条(まえごじょう)といい僧・在家信者とともに使用する。
【戒名】
受戒して仏弟子になった時につける名前。生前戒名と死後戒名とがある。
水難霊供養碑は昔からの漁師町なため、水難事故等横死者の諸精霊を弔う供養碑です。